ゆでガエルはゆだりながら日記

ゆだりきったら左様なら。

2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

西洋近代美術(主に絵画)の歴史④新古典主義

こんにちは。 さてさてこの続き物,今日も綴っていきたいと思います。 ④新古典主義(あるいは単に古典主義とも) フランス革命の直前くらいから,啓蒙思想の普及も相まって絵画の世界にも理性と調和が再び脚光を浴びるようになり,フランス宮廷の美術の風潮…

西洋近代美術(主に絵画)の歴史②バロック~③ロココ

こんにちは。 前回に引き続き,ここでは17世紀に隆盛したバロック美術と,18世紀におけるロココ様式について触れてみたいと思います。 ②バロック様式 17世紀に見られた美術のスタイルです。用語集のたぐいを見ると,「『バロック』とは『歪んだ真珠』を意味…

西洋近代美術(主に絵画)の歴史①ルネサンス

こんにちは。 そんなわけでここでは,近代以降の西洋美術史についての話題を綴っていこうと思います。 まずはルネサンスからです。 1.ルネサンス 14世紀のイタリアから始まった,ルネサンスなるムーヴメント。これ以前,中世という時代はカミサマ中心の価…

西洋近代美術(主に絵画)の歴史(概論)

こんにちは。 今回は,西洋史の中でも文化史についての話題について綴ってみようと思います。といっても,所詮シロート談義です。期待しないでください。 それにしても,文化史って,わざわざ勉強しようとするにも厄介ですよね。にもかかわらず,ある程度の…

閉める店,なくなる味③

こんにちは。 三寒四温という気候にはまだまだなっていないように思うのですが,梅が咲いたりし始めて,だんだん春が近づいているのかなという気もする今日このごろですね。 先日も,職場の行き帰りに通る道でここ数日開き具合を楽しみにしている梅の花の様…

「僭主」って?②

こんにちは。 今回はいよいよ,「僭主」という言葉そのものとペイシストラトスの政治について綴ってみたいと思います。 2.「僭主」とは。 『用語集』などを見ると,「僭主」について 非合法な支配者。前7世紀以来,貧富の差の拡大に不満を持つ民衆の支持を…

閉める店,なくなる味②

こんにちは。 世の中,フードジャーナリストだの,レストラン評論家だの,「食」に関わる記事を書いて世間の耳目を集めている方が色々いらっしゃいます。 羨ましいようにも思いますが,自分がその立場になるとしたら,ちょっと躊躇します。 昨日もテレビを見…

「僭主」って?①

こんにちは。 今回は小難しい世界史用語の一つとして,「僭主」という言葉を取り上げてみたいと思います。 1.ペイシストラトスまで 多分この用語は,古代ギリシア,アテネの民主政に向けてのプロセスに関する話の中で,「ペイシストラトスって何者?」とい…

閉める店,なくなる味①

こんにちは。 このところ暖かくなったり寒い日が戻ってきたりで,なんとなく春に近づいているのかなと思う今日このごろですが,私自身はプライヴェートでは厳冬の日々が続いております。 ところで私,ふだん職場へは健康(?)と節約のために家から弁当を持…

高校社会科における「小難しい用語」について。

こんにちは。 この時期,いろんな学校で入試なるものが行われているようですね。私の親戚の子どもも,それぞれ中学受験だの高校受験だのしているようです。まだまだ頑張っている受験生は,最後までしっかり力を出していってもらいたいと思います。がんばって…

祖父の工場,工場の祖父。

こんにちは。 先日,祖父が工場を営んでいた話を載せましたが,今日はそんな街の工場について思いつくままに書き散らしてみたいと思います。 祖父の工場は,今どきの明るくて清潔で広々とした「こうじょう」ではありません。薄暗くて機械油にまみれている,…

ファミレスが「家族のレストラン」だった頃。

こんにちは。 皆さんはふだん,ファミレスって使いますか。 行くとすれば,どんなつもりで行くでしょう。 私自身は,ここ数年,ほとんどファミレスに行く機会がありません。 というより,ファミレスで「食事する」機会がないと言ったほうが正確かもしれませ…

買い占めって・・・

こんにちは。 気が付けばもう2月。すでに今年も1カ月が終わってしまいました。 私自身,仕事のほうはこの時期割と余裕が出てくるのですけれど,現在地味に悩んでいることがあります。 四十肩なのか,なんだか肩が痛いのです。 話に聞いたりするところの四十…

慟哭。

こんにちは。 普段,私が聞いている音楽は,和洋ごちゃごちゃの取り合わせなので実に節操がありません。 PANTERAの後に,小泉今日子が流れたりします。 そんなこんなのコレクションの中には,中島みゆきもいたりするのですが,最近「慟哭」(むしろ工藤静香…