これで商売なのか,グルメ評論。
こんにちは。
世間では新型ウィルスの影響が大変なことになっていて,皆さんの身の回りでもやれ紙がない,水がない,コメがないとか多かれ少なかれ影響が出ていることかと思います。
以前ちょっと買い占めのことについて触れましたが,勘弁していただきたいですね。
さて,先日もグルメライターって何だろうというような愚痴をこぼしてみましたが,またぞろ「なんだかなあ」というのを見つけてしまったのでそんな話を。
ご登場いただくのは,東京ダウンタウンにアイデンティティを持つ,いわゆる料理研究家の大御所といわれる,マスヒロさんです。
私,朝は身支度しながらラジオをかけていたりするのですが,そこでもときどき登場しますね。
で,マスヒロさん,旅関係のwebマガジンの企画で月に1遍くらい記事を上げているのですが,こないだはフランスに行ったようです。目的地は,長年ミシュラン三つ星をとった経験を持つ,マルク・ヴェイラ(ヴェラ)の経営するオーベルジュ。この人,先ごろのミシュランで二つ星に落とされたのに反応して,ミシュランを訴えたことで話題になっていた人でしたね(というワイドショーネタを見るまでこの人のことなんて知りませんでしたが)。
まあ,美しいところで,マスヒロさんもすっかりご満悦,フォアグラやら鹿肉やらを堪能されたようです。
当然,ヴェイラシェフとのやり取りもあり,1泊していったとの頃でしたが,問題はそのあと。
日本に帰ってきてから携帯の電源をつけると,TV出演の依頼があり,話題は,ヴェイラシェフの訴えが退けられた件について,とのこと。マスヒロさんが「3日前に行ってきた」というと,TV局側はとてもびっくりして「鳥肌が立ちました!」と返したんだとか。
(できすぎてないか?)
と思ってしまうのは,私だけでしょうか。
さらに番組では,
「料理をはじめ、すべてにおいて、3つ星に値する店です」とヴェラさんを擁護したのは言うまでもありません。ミシュランを訴えた勇気と、賠償金1ユーロと言うマルク・ヴェラに敬意を払います。
ということだったそうですが,その直後には
ちなみに、1月27日、フランスでミシュランの2020年版の発表がありました。マニゴの「マルク・ヴェラ」は2つ星のままです。削除しなかったミシュランも立派ですね。
「どっちの肩を持つんじゃい!」と思わず突っ込んでしまいたくなる記事,願わくば,マスヒロさん本人ではなく間抜けなゴーストが間違えたくらいにしていただきたいものです。
これで仕事になるんだから,ほんとにうらやましいですね(ちなみにこれはいつものように「経費で落として」いるんでしょうか?)。
では。