ゆでガエルはゆだりながら日記

ゆだりきったら左様なら。

巣鴨でランチ。

こんにちは。

最後のセンター試験も終わり(そしてやはりセンターの日はなぜか雪が降るというジンクスもあり),1月も気が付けば終盤戦。早いもんですね。

 

さて,こないだの日曜日,巣鴨に行ってきました。

年に数回,巣鴨に行く用事があり,今回もその一つであるのですが,かつてとげぬき地蔵のあたりに2年ほど住んでいたこともあり,巣鴨はなじみ深い街であります。

今回も地蔵通りをぶらついてみると,年齢層高めの人々が右往左往しております(だけならいいのですが,突然立ち止まったり急に進路を変えたりするので危なっかしい)。

「お年寄りのメッカ」といわれる地蔵通りも,10年ほど前にこのあたりに住んでいた時分に比べるとずいぶんと様変わりしています。案外お店の新陳代謝が激しいのですね。

割と昔からありそうなスーパーは「肉のハナマサ」になっていますし,春日三球さん(「カネヨン」の人,と言ってわかる人はメイドイン昭和確定です)のお店は太田裕美がイメージキャラクターをする靴屋(今は太田裕美さんは関係ないようですが)になっていたり。

どういう仕組みだかわからないんですが,レンタルスペースみたいな内装でやっているお店なんかも多く,そういったお店は来るたびに見せそのものが替わっていたりもします。

 

それはともかく,今回も巣鴨に着いたのはお昼過ぎ。例によって高岩寺とげぬき地蔵のお寺)にお参りしてから,さて昼飯をどうしようかと思案するに,「ときわ食堂」はいつものように大行列,カレーうどんの「古奈屋」は気分ではない。

さりとて洋食屋さんは「ごちそう値段」であってこの日のような普段の日に行くようなものではないとも思う。

どうしたもんかと思案した時に,ふと思い出したのは,地蔵通りを新庚申塚のほうに歩いて行った,いわば地蔵通りの端っこのほうにある中華屋。昔ながらの「街中華」ではなく,最近あちこちに増えている,中国系の人が営む系のお店です。

(別に宣伝するでもないので,お店の名前は出しませんが,たぶんこの近辺に中華はあんまりないので,調べればすぐにわかると思います)

 

以前来たのは,数年前。おそらく巣鴨から出て,今の家に越してからのように思います。その時は,かみさんが新庚申塚のあたりに用があってきたのですが,その際にやはり昼食をということで来たはず。ただ,その時は客も我々1組くらいしかいなかった印象で,薄暗い店といったぐらいしか記憶にありませんでした。

ところが今回来てみると,店の到着が13:30過ぎ,お昼の時間としてはピークを終えようとしている時間帯にもかかわらず,ほぼ満席。店内も,気持ち明るくなったような気がするのは,多少改善しようとしたのか,それとも活気のせいなのか。お客でいっぱいのために油のミストが充満していましたが,気軽なお店です,良しとします。

 

さて何を頼むか。もちろん私は,「五目あんかけ焼きそば」のセットにしました(またかよ)。「海鮮あんかけ~」もあるのですが,「海鮮」が塩味であるように見えるのに対し,こちらはオイスターソースの見た目。焼きそば部分を汁そばに変えれば「五目あんかけタンメン」なる別メニューになるのは街場の中華の賢いところですね。

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汁そばベースの「五目タンメン」

やってきた料理も,まあ想像通りの安定の出来。焼きそば部分は鍋で煎り付けているわけではないのはやや残念ですが,このレベルはご愛敬でしょう。なにしろ,値段的にも渋谷で食べた同種のアイテムの約半分です。むしろ,この値段でこのクオリティが出せるのは決して難しいことではない(自分で作れる,とまでは言わないけれど)わけで,以前別の場所で食べたあんかけ焼きそばコスパの悪さに改めて愕然としてしまうのでした。

 

驚いたのは,餃子です。いやはや,おいしかった

ここの餃子,お店での手作りを売りにしているのですが,口に入れた瞬間,小籠包かと言わんばかりの肉汁があふれて熱さにびっくり。ベロを軽くやけどしかねないのでそこだけ注意がいるかもしれません。

それ以上に私が気に入ったのは,皮。どうなんでしょう,厚みがあってちょっとぽってりした感じなのは,もともと水餃子用を意識しているからなのでしょうか。けれど,この皮のもっちりした部分と焼き目のパリっと感のバランスが何とも言えず美味しい。私,グルメ評論家でもなんでもないのですが,この餃子はお勧めしたい。

 

子どもが食べていた鳥そばも,細麺が澄んだスープに絡んで美味そう。普段だらだらと食事をする子どもも,あっという間に平らげていました。

 

立地的には巣鴨の駅からしばらくありますが,駅に近い当たりのお店はピークを過ぎようが混みまくり,値段も強気設定のところが多いのに対し,ここは地元の人にも優しい感じの値段(ランチのセットは1000円しないくらいです),悪くはないお昼ご飯でありました。

 

※ちなみにお店の前にはなかなかシュールな表情の人形が2体います。