ゆでガエルはゆだりながら日記

ゆだりきったら左様なら。

ヴィーナスフォートで中華を食べる・その1

こんにちは。

 

8月最後の日曜、世間はだいぶ涼しい気候で、お出かけにはうってつけの一日だったのではないでしょうか。

私は先日来の夏風邪で伏せっておりましたが(泣)

 

さて今回は、こないだ娘の友達家族と会った時の「???」についてであります。

幼稚園時代に一緒だったお友達ですが,小学校に上がる段階でお父さんのご実家の方に引っ越してしまい,それでもときどきこっちに来るのでときどき遊んだりしているのですが、私自体は会うのは3年ぶりとかでしょうか。以前会った時は弟クンはまだ赤ん坊だったのですが,時が経っておちゃめな聞かん坊(笑)に成長しておりました。

  

お台場で会って科学未来館というところであれこれしたのち,ご飯を食べようということで向かったのがヴィーナスフォート。ここも何年ぶりでしょうか。

で,どこで食べようか,レストランガイドみたいな物を見ていて,たまにはハンバーグ食べたい,餃子押しの中華はなんだかなあと思っていたりした(餃子はわざわざ外で食べるものではないと思っている)のですが,子ども達の「ラーメン食べたい」の連呼で,あえなく中華に決定。お店にでかい虎の絵が描かれている,あちこちで見かけるお店であります。

私が頼んだのは「海鮮あんかけやきそば」(1400円)。なぜかというに,

・猫舌でも食べやすい。

・案外野菜がたくさん食べられる。

・隠し包丁を入れたイカが好き。

・なんとなればシェアできる。

といったところがポイント。別にグルメな舌を持つ人間ではないので,「いかに失敗しなさそうか」というせこい40男の判断であります。

子ども達は当然、お子様セットのラーメン。かみさんは汁そば系、ママ友はアラカルトメニューから注文。

子ども達のラーメンはあっというまに出てきました。子どもという生き物は「待つ」ことができないので、このクイック提供は有り難い。

驚いたのはここからでした。

ドリンクを頼み忘れたなと思って、追加で注文したところ、ドリンクよりも先に「海鮮あんかけ焼きそば」が出てきた

まもなくして、かみさんやママ友の注文も到着。

「同卓同時」なる外食業界の原則が徹底されていると言えば確かにその通り。それに食材は下処理されているはずなので、あまり調理に時間はかからないようにしてはいるはずなのですが,それにしても、あまりに早くないか。しかしママ友のアラカルト,かみさんの汁そばがその後も続けてやってきて,10分立った程度でほぼすべての料理が出そろうという,神速

ちなみに、私が頼んだ「海鮮あんかけや生そば」,どんな物だったのかというと、

・「海鮮」を謳う割にはブロッコリーが目立つ(掘り起こすとベビーホタテや小さいエビが下のほうにそれなりに交じっていたので一応安心)

・麺は市販の皿うどん(!)

そもそもチェーン店なので,料理の質にはあまり期待していませんでしたが、大満足とも申しません。注文が入ってからじゃじゃっと炒めるだけなので、さして時間はかからなかったんでしょう。

とはいえ,食べれば食べるほど(食べ続けるうちに野菜の水分が出まくってびしゃびしゃになっていく),こないだ別のところで食べた谷東急・揚州飯店の海鮮あんかけ焼きそばが無性に恋しくなってくるのでありました。

 

このお店を訪れたのは,ひと月ほど前。シアターコクーンでお芝居を観た後で,やはりかみさんと娘と三人で何を食べるか思案していて,娘が「ラーメン食べたい」と言い出したのがきっかけでした。

しかし由緒あるデパートの中華,街場の中華とは格が違います。店構えからして,我々のような小市民を寄せ付けない結界が張ってあるように思われます(本当はそんなことなくウェルカムなお店です)。

で,そこで食べた海鮮あんかけ焼きそばが,内田百閒流にいう「味が決まった」ものだったのです。しかも,決して安っぽくはない。

・エビやらイカやら,海鮮系の具材が大きい(こっちのがブラックタイガーだとしたら,あっちの「虎」はシーフードミックス)。

・麺は鍋で煎り付けてあり,香ばしい部分もあれば滑らかな部分も楽しめる。

100%の期待がそのままのお皿なのでありました。おいしかった。

(一緒に頼んだ餃子も,私にしては珍しく,素直においしいと思えたのもうれしい誤算でした)。しかもこの焼きそば,1600円。値段以上に満足したお昼であったのです。

 

そんなことがあったので,ヴィーナスフォートでも同じような注文をしたのですが,値段がほぼ一緒でこのクオリティの差,いったい何なんだと思ってしまったのであります。

そうはいっても,一通り食事が終わってからが女子の本領。小一時間女子たちのトークが続くも,特にいやそうな顔をすることもなく(つまり込み合わなかった)ステイさせてくれたので,そんなものかと納得というか,勉強になったと思った次第です。

 

なお,デザートのアイスは,大きめのデッシャーに2スクープもあるので,子ども2人で1皿で十分であったことも追記しておきます(大人でも多い?)

 

後半戦は,そんなヴィーナスフォートの今についてぼんやりしてみたいと思います。