ゆでガエルはゆだりながら日記

ゆだりきったら左様なら。

ヴィーナスフォートで中華を食べる・その2

こんにちは。

 

実は私,まだ何も書き込みをしていないのですが,気の迷いでnoteにもアカウントを持ってます。しばらくほったらかしにしているだけのものなのですが,さっきそこから通知が来て,なぜかフォロワーが付いたとのこと。ついているコメントには,「・・・会いたいですか?」とあるのですが,あの,会いたくないです

 

さて前回の続きです。

この虎の餃子屋さん,とても大きなお店で,100人は入るのでしょうか,地方のホテルの朝食会場並みの広さです。この日は平日の夜(18:00くらい)ということもあって,我々が店に入った時にはおじいちゃんおばあちゃんも一緒の家族連れ,仕事頑張った後のおねいさんたちが数組,食事を楽しんでいるような具合,贔屓目に見ても大盛況とは言えません。その後,カップル的な2人連れが1,2組,仕事終わりのおじさんたち5~6人の組などがやってきましたが,さらにそこからお客さんが増える様子ではなかった。だからこそ無駄に長居ができたわけでもあるのですが。

飲食店のコストのほとんどはショバ代と申しますので,週末には込み合うにしても,平日にこれでは大変だろうと勝手な心配をしてしまいます。周りの店を見ても,はやりの「飲むカツ丼」タピオカ屋は人がいるにしても,奥のほうにある薄暗いステーキハウス(フロアは中華と同じくかなり広い)などはカップル的なのが2~3組ほど,にもかかわらず入口のところに「90分制」とでかでかと書かれていて,ここでも私,「???」と思わざるを得なかったのであります。

 

そもそもヴィーナスフォート,名前のごと男が連れ立っていく場所ではありませんので,私がここに来たのはできた当初の数回と,結婚してからの1,2回くらいのものであります。

できた当初は鳴り物入りだったので,「女子の要塞」の名にふさわしく,女子女子した女子や,女子につれられた男子などでごった返しておったのですが,あれから20年きみまろでなくても変化を感じずにはいられないのが現在のヴィーナスフォートなのでありました。

 

たしかにショップの類は女子向けのものがほとんどではありますが,催事的な販売で「Slayer」や「Rage against the machine」などなどロケンローアイテムを売るところが混じっていたりします。

100歩譲ってそれはいいとして,レストランガイドを見ると,海鮮居酒屋がちょろちょろあったりして,これじゃあ駅前の居酒屋通りじゃないか。ガイドにも,おすすめメニューの片隅に「ちょっと一杯」のマークが躍っていたりするのであります。

 

言うなれば,ヴィーナスフォート feat.おっさん」と,気づけばバンドメンバーが増えていたんですね。

しかし,先ほど「駅前の居酒屋」と書きましたが,お台場近辺で働く勤労者諸君をターゲットにしたほどほどの飲み屋というのは皆無に近いんでしょう。しかも,オープン当初20代だった我々も,もれなくおっさん化しているわけで,せめてファミリー層を取り込むくらいはマイナーチェンジしないと,やっていけないんでしょうね。

 

図らずも,女子の夢を売る場所であったはずのヴィーナスフォートが,女子がいつまでも女子ではいられないという現実に悩まされる様を,まざまざと目の当たりにしてしまったのでありました。