ゆでガエルはゆだりながら日記

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若年層の投票率を上げるには,なんてな①

こんにちは。

 

参院選が終わり,この記事を書いている選挙から1週間後の7月末の段階では,維新を離れたM議員とかどこからか現れたミッチー息子とかが面白い動きをし始めるなど,むしろ選挙よりも面白い(※)報道がにょきにょき出てきました。

 

(※)まじめな政治の話題で「面白い」とはしゃぐなど,波平から「ばかもーん」と怒られそうな話ですが,まじめな話はまじめな人がするとして,ここはひとつ大目に見てやってください。

 

 それにしても,例によって投票率が低いという話題も出てきてますね。またぞろ,史上最低とかなんとか。確かに私自身も,給料の何割かを強制的に徴収されているのに,その使い道が自分のあずかり知らないところで勝手に決められるというのは癪なので投票には行きますけれど,若い人にしてみればどんな基準で選べばいいのか,そもそも投票に行くことのインセンティヴは何?ということになってしまうと,二の足を踏むようなことになるのもわからなくはありません(実際,私自身,若いころはとりわけ「参加することに意義がある」くらいでしか投票に行ってないので)。

 

 そんなわけで,選挙権も18歳に引き下げられてしばらく経ちましたが,投票率,特に若い人の投票率が低いことについて,思いつくままに書いてみようと思います。

 

 1.なんで選挙に行くのか,意義とか魅力とか。

 今回の参院選,なんだか盛り上がらない選挙だと論点がはっきりしないとかいろんなマスコミが言っていて,「だったらお前たちが何とかせい!!!」と思うんですが,結局「I上無双」みたいな馬鹿の一つ覚え的な見せ方しかできない(見ちゃうけど)。ネット上ではいろいろ動きがあったみたいですけれどね。

 

 とはいえ,個人的にも,立候補者の顔ぶれを眺めていても「なんだかな~」という感じがしないでもない,とは思いました。秀吉もマタヨシも現世にはおらず,マックはすでに別の選挙で通ってしまっている。ドクターもいない。何を楽しみに選挙を眺めればいいのか!

はい,すみません。私,選挙というとそういった人たちがどうしても気になってしまうのです。

 

 それに,この歳になってくると,仕事の関係とかで間接的に知っている人が立候補していたりして,それはそれで気にならざるを得ないわけです。

 

 だからこそ,選挙特番が面白い。今回,ある芸人さんが「特番を見る楽しみもできるから選挙には行くべき」とかおっしゃっていたそうですが,確かに誰が通るか落ちるのか,選挙特番はリアルなレース番組として私も番組終了まで見てしまいます。

 

 もうちょっと興味が湧けば,政見放送なんてものもあれこれ見てしまうんでしょうけれど,そこまでいけば選挙の楽しみ方としてはほぼ完璧でしょうね(「ほぼ」というのは,たぶん選挙ボランティアが最強の楽しみ方だから)。

 

 ほかにも0票確認にわざわざ行ってみたりとか,「プロの野次馬」的な楽しみ方はあれこれあるんでしょうけれど,

 

 そもそも選挙に興味のない人にとっては「で,だから?」にしかならない。

 

 それに,若い人の投票率が低いという話が出ると,きまって「主権者教育の重要性」が叫ばれたりして,今回もある政治家がこんな風におっしゃっています。

 

 

全国の高校では主権者教育が盛んに取り上げられるようになったが、若年者の低投票率の現実を突きつけられると、更に主権者教育に力を込めなければならぬことを痛感する。しかもそれは単に知識の詰め込みではなく、生徒自身が社会をどう作って行くのか、どう関わって行くのかを考えさせる、アクティブな授業にしなければ駄目だろう。

(引用:若年成人の低投票率を憂う | 船田 元 公式WEBSITE

 

 確かにおっしゃる通りでございます。しかし,教師という人々は,政治に関する教育について,法律上の制約もあるし,保護者だとか周囲からの目も厳しいから,結局「上っ面だけの授業」でお茶を濁すしかできないことも多々あるわけです。

 

 しかしですね,もっと言えば,若い人の周りにいる「おじさん・おばさん」にしたところで,そこまでアツい考えを持って投票に行っているわけじゃないんじゃないですか。仕事の付き合いで,〇〇さんに入れておこう,ひとまず〇〇党に入れておけば安心だ,とかいったくらいの熱量の人も多いと思うのです。しかも,言ってしまえば,大人だって半分近くが選挙に行っていないですからね。

 

 それを見ている若い世代が,「あ,俺も投票行こう!」とは思わないですよ,きっと。

 

今回はひとまずこんなところとさせていただいて,次回,今の自分の生活から,思うところについてまとめさせていただきたいと思います。

決して,投票率アップの秘策などではないので,誤解なさらぬよう。